「1873 年(明治6 年)、横浜。寄港中の外国船に乗船していた西洋人が18 歳の日本人青年に衣服を譲り渡した。異国の服は白い生地で、胸に留め具(ボタン)が付いていた。西洋人はこう言った。「ワイシャツ」。青年にはこう聞こえたのだ。実は白いシャツ、「White shirt」だった。日本のワイシャツ発祥物語がここにある。」と、大和屋のホームページに記されている。
その青年、石川清右衛門は入手したワイシャツを解体し、また縫い直す、これを繰り返して構造を学んだという。
1876(明治9)年、清右衛門は、関内・弁天通りに日本初のワイシャツ店「大和屋」を開店した。ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)や、32 代米国大統領となるフランクリン・D・ルーズベルトも顧客だったとある。また当時、日本人客はごく少数だったが、その中に明治、大正天皇がいたとのこと。
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